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設計と性能の融合を体感できる完成見学会
(横浜市緑区)

「空と街を切り取る、丘の上のアウトドアハウス
 ~街を一望する丘の上に建つ家~」

(設計:建築家 / 河添 甚氏)

暮らし ─ 自分の家は、どんなに素敵なリゾートよりも、最もリラックスできるストレスフリーな空間。
言葉では言い尽くせない、私たちの日々の生活には、理屈では説明がつかないものがあります。

いくらインターネット上を調べても、いくら本を読んでも想像の域を超えず、掴むことができないもの。
それが「感覚【sense】」です。

その空間に身を置き、実際に見て触れて、とらえた外部の刺激が脳の中枢に達して得られる意識感覚。
感覚神経に訴える直接的な感じ方。

sensor(センサー)の語源は、英語のsense(感覚)・sensory(感覚の)に由来します。
自らの体験や経験でしか語れない感覚を、設計技術と施工技術の奥深さを、
ご自身のセンサーで触れて感じ取っていただける機会を設けました

※バウハウスデザインでは、家を建てることを検討されている方へ家づくりのポイントを理論的に把握していただける「注文住宅セミナー」も随時開催しています。

今回のご案内は、横浜市緑区に竣工の建築家・河添甚氏設計の「空と街を切り取る、丘の上のアウトドアハウス」におきまして、3/9(土)より3/31(日)まで23日間、連日開催となるSpecialな完成見学会となります。ぜひこの機に設計と性能の融合を現地でご体感ください!

※このイベントは終了しました。多数のご来場、誠にありがとうございました。

2024/3/9(土)~31(日)「設計と性能の融合を体感できる完成見学会@横浜市緑区」23日間連日開催 今回の完成見学会の内覧ご予約はこちらから →

特別解説
『完成見学会「空と街を切り取る、丘の上のアウトドアハウス
 ~街を一望する丘の上に建つ家~」の歩き方』

今回の完成見学会を十分にお愉しみいただけるよう、見学会の予習資料として、特別解説『完成見学会「空と街を切り取る、丘の上のアウトドアハウス~街を一望する丘の上に建つ家~」の歩き方』をご用意しました。担当建築家の河添甚氏へのアフターインタビュー、当邸建設に関わったプロジェクトメンバーが語る見どころやポイントなどをまとめました。
BAUHAUS DESIGNの家づくりの参考にぜひ最後までご高覧ください。

丘の上のアウトドアハウス
「空と街を切り取る、丘の上のアウトドアハウス
~街を一望する丘の上に建つ家~」の歩き方 目次

現地の第一印象

ファサードファサード

完成間近の現地に到着した第一印象は「あれ?1階に窓がない?」。実際にはちゃんと窓があるのですが、現地担当スタッフに誘われて、玄関へと向かうアプローチでは窓が見当たりません。しかし、室内に入ると「抜け感」「こもり感」「光の採り込み」の3つを体感することができました。

「室内に居てもアウトドアかリゾートに来ている様な感覚」
「外から見ると窓がないのに、明るい室内。」
「自宅には必ずほしい、プライバシーが守られているという落ち着き。」

こちらからは見えるのに、周囲からの視線は気にならない、窓が無く遮られているのに明るい。お互いに矛盾する条件の上に成り立つはずのものが同居する、何とも不思議な感覚の空間で、建築家の先生や、担当したスタッフに話を聞きました。

建築の源泉

建築=家づくりの工程において「品質管理」は2つの側面を持ちます。1つは「作り手」の品質。2つめは、お客様がご自身の要望に優先順位をつけつつ整理する品質です。

ものづくりをする側の品質管理には、「QCD」(Quality・品質)、 Cost・コスト、 Delivery・納期)という要素があります。一方、顧客の立場から分類したものとしては、"当たり前品質""魅力的品質""一元的品質""無関心品質""逆評価品質"の5つがあり、顧客「要求品質」と言われています。

家づくりの原点は、オーナーの「要求品質」と「土地のポテンシャル(潜在的可能性)」の2つからはじまります。 これらの要素を建築家がどのように読み解き、どのように最適解を導き出したのか?について、建築家とプロジェクトに携わったスタッフにインタビューしました。


バウハウスデザインの「家づくり」は、まず施主であるオーナーの「要求」からスタートしていきます。

1.オーナーの主なご要望(当初)

  • 洗車やクルマ・バイクいじりをしたいので、駐車場にはゆとりがほしい
  • 室内に居てもアウトドアで得られる空間を感じて、非日常的な時間と空間を楽しみたい
  • リビングの配置について、ご主人は1階派。奥様は1階と2階のどちらでも良い。 → リビングを1階と2階のどちらへ置くか?については建築家と相談して決めたい
  • 庭に出られると嬉しい。無理なら駐車場の広さを優先したい
  • 自転車を壁掛けできるようにしたい
  • プライバシーが守れる玄関が良い(覗かれない)
  • 閉じている空間の方が快適だと感じる

次に、家づくりのもう一つの要素である、建築予定地である土地そのものが備える特徴を掴み、建築家がそのポテンシャルを読み解いていきます。


2.土地の特徴

都市部の住宅地にある土地で、意見すると近隣は立て込んでいるものの、道路の8割が坂道と言われる丘陵地・横浜市内の特徴的な段丘(ひな壇)と高台の地形から成っており、敷地の奥には眺望が拡がっている。横並びの左右の隣家にはそれぞれ高低差があり、高い方の隣地からは見下ろされる高さになる。

現地の眺望現地の眺望

セオリーでは、道路側に出入りのしやすい駐車場を設け、道路側に玄関を設けますが、左右隣家の高低差や敷地の奥に広がる眺望、立て込んでいる地域でのプライバシーの確保などを成立させつつ、光の採り込み、リラックスできる閉じた空間を実現するにはどうするのか?ひとくちに「都市型設計」と言っても、手法や技術の実現には、都市部特有の敷地に掛かる様々な地形的・法令的な制約があり、将来に馳せるオーナーの希望や期待、想いが複雑に絡み合います。


これらの与件とオーナーの想いを建築家はどのように捉え、最適解を導き出すのか?担当建築家にお話を伺いしました。

3.建築家の視点

今回の土地は、左右と敷地の奥に高低差があるので、隣家との関係も検討を行いました。左右の片方からは見下ろされ、片方は敷地より若干低い位置にあります。

接道から考えると駐車場は敷地の間口側に置くとして、玄関を入口付近に置くことで、ご主人の要望にあった"閉じた空間の快適さ"という、室内空間の豊かさの確保が難しくなります。

今回は敷地の奥側に眺望が開けており、その更に奥へ向かって拡がりと抜けている感があります。景観は庭へ抜けているため、視界は庭へ抜けを持たせる"奥にひらく"設計としました。

奥にひらく

室内への光は上(2階)から採り込みます。光は上から、眺望は奥へ、という設計です。玄関は敷地の一番奥へ配置し広い土間を設けました。室内への上がり口としての機能だけでなく、アウトドア用品を広げたり、道具の手入れ等の作業をしたり、裏庭への出入りができます。暮らしの中での複数の役割(機能性)も兼ねられる空間です。ここのエリアのテーマはアウトドアです。庭と土間に連続性を持たせられるようにし、室内から土間、土間から庭、視線はその先の眺望へと抜けるアウトドアを感じられる室内空間にしました。

光は上から、眺望は奥へ

~建築家から見た~
見学会でのおすすめcheckポイント

「敷地の奥に玄関があるところが、見どころです。1階には建物の裏側にしか窓がありません。 正面から玄関へと壁伝いに続くアプローチ感を楽しみながら、自然に玄関へと誘(いざな)われる感覚をお楽しみください。」

建築家/河添 甚氏(河添建築事務所)

河添甚 写真

「住宅は設計だけでなく、施主・設計・施工の三者で共に作り上げるものです。より良い三者のコミュニケーションを作り上げることを心掛けます。」

1977年

香川県生まれ

2002年

大阪工業大学工学部建築学科卒業

2003年

株式会社プランティック総合計画事務所

2010年

一級建築士事務所 河添建築事務所設立

2013年

東京事務所開設

建築家の先生にお話を伺って、室内に入った時に感じた明るさ、眺望の良いところへ身を置く快適さ、プライバシーが守られていると感じる安心感の理由が理解できました。LDK~土間~庭へと連続し、グラデュエーショナルに繋がる感覚も心地よく感じます。

また通常、土間は熱伝導性の高いコンクリートを用いる事から、夏は熱を持ち、冬は氷のように冷たくなって、室内とはいえ、とてもではないですが、そこで作業を続けることはできません。広い土間スペースを設けると部屋の中の熱まで持って行かれて室内が冷え込んでしまうため、設置を諦めるか、設けてもドアや引き戸で仕切らなくてはなりません。今回の様に室内と繋がる広い土間は、高気密高断熱の省エネ性能の高い住宅ならでは。3月とはいえども、まだまだ寒い季節に高性能住宅の技術力で生まれた暖かい土間の魅力を体感してください。


バウハウスデザインの家づくりの方程式(その❶)

住宅の意匠設計 = 土地の要件 × お客様の要望 × 建築家の見識(デザイン × 住宅性能)

完成見学会の内覧ご予約はこちらから →

4. プロジェクトメンバーの視点

自動車や飛行機、何十トンもの大型船舶を造船する時のように、住宅のような大きなものを作る工程においても、事前の検討や計算、考え抜かれた設計が重要であることがわかりました。 ただ、設計図だけでは、家づくりも画餅の状態で止まってしまいます。どうやって本物の建築物として実現するのか?オーナーはそこで暮らして快適に過ごせるのか?住宅の省エネ性能を担保し、耐震性等の安全性も含めて住宅としてカタチにしていく上で必要なことは何か?これらを今回のプロジェクトメンバーに訊いてみました。

インテリアコーディネーターの視点

「インテリアコーディネートを行う上で注意を払ったのは、多色にならないことです。モノトーンやモノクロマティックといった色の数を制限することで、デザインはよりシンプルで洗練され、視覚的な混乱を減らし、落ち着いた空間に仕上げる効果があります。

限られた色でまとめることにより、空間に調和と統一感を生み出し、採光や眺望、こもり感などを醸成することができます。例えば、せっかくの眺望も、窓枠に違和感のあるカラーの建具を用いてしまうと、視線が奪われてしまい、視界が外へ抜けていきません。また住宅には単に建材の色だけでなく、照明の光が生み出す色味もあります。」
( インテリアコーディネート担当:根間 )

薪ストーブ

~インテリアコーディネーターから見た~
見学会でのおすすめcheckポイント

・窓の開き方
全体的な窓の計画(窓の開き方)の絶妙さが見どころです。光の採り入れ方と視界の広がりを体感してください。

・トイレの造作と照明
統一感を持たせるために色数を抑えた提案をする中で、印象的な仕上がりにしました。

設計担当者の視点

「今回、建築家の先生から平面図をいただいた時に、"1階のフロアに(間仕切りの)壁がひとつもない。庭側に大きな窓を設置してしまうと家の中が丸見えになってしまうのではないか?"と若干心配になりました。しかし、河添先生の設計は、開く角度や敷地の高低差などが計算されており、実際に家の中に入ると大きな開口(窓)でありながら、外からの視線はまったくと言ってよいほど気になりません。

"プライバシーを守りたい"というご要望をよくいただきますが、平面図と実際の窓の大きさ、中からの視線の拡がりや抜け感、そして外の視線がどのくらい気になるのか?それが生活する上で支障が出そうかどうか?など現地で感じ取っていただけたらと思います。」
( 設計担当:奈良橋 )

平面図

~設計担当者から見た~
見学会でのおすすめcheckポイント

・玄関を開けてすぐにある大きな掃き出し窓
「開け閉めも大変なのではないか?」と思うほど、大きな窓で開口が広いのにも関わらず、近隣周囲からの視線が気になりません。図面を見ると1階の中に間仕切り壁がひとつもないので、窓から家の中が丸見えになりそうですが、角度や高さなど敷地条件的に、あの場所に窓を設置しても外部からは見えないんだというのをご覧いただけたらと思います。

・光の入り方を楽しんでもらえる
正面からも見える吹抜けを通したシンボリックな連窓。曇りの日でも晴れの日でも光の入り方が楽しくわくわくします。

・連窓と大きな窓
2階吹き抜けの連窓から光が室内に注ぎます。また1階の大きな窓が、まるで額縁のように眺望を切り取り、壁一面の季節ごとに変化する立体絵画を見ているような景色を毎日の暮らしの中で楽しんでいただけると思います。

・玄関の収納の下のライティング
夕暮れ時や雨の日に現場に入ると、照明計画の演出を感じ取っていただけます。2階のトイレのライトも、当初、そこにしか照明がないの?という感じで、念のため予備電源も設けてあったのですが実際に完成してみると、杞憂だったことがわかります。自宅は日々、暮らす場所ですので、室内は明るいだけでなく静かに落ち着ける場所も必要です。照明計画はそういった演出にも貢献できているのではないかと感じます。

施工管理担当者の視点

「今回の建物の形状はとてもシンプルでしたので、納まり等も特段困難な点はありませんでした。ひとつ印象に残っている点を挙げるとすれば、鉄骨階段の搬入です。

今回使用した鉄骨階段は、俗に"鉄砲階段"と呼ばれる直線型の鉄骨階段でささらの重量が1枚あたり80㎏あります。建物と異なり特徴的なのが、正面から90°に振った玄関で敷地の奥側にあります。1階には道路側からの面に窓はありませんから、他から入れる事ができません。鉄骨階段は、木完(木工事完了)の直前に搬入しなくてはならないため、これをどこからどのように搬入するかの事前に検討が重要です。事前に考えた検討通りに一発で搬入完了できると、現場監督冥利につきるというか、スカッとした気分になりますね。」
( 施工管理担当:中尾 )

木工事

~施工管理担当者から見た~
見学会でのおすすめcheckポイント

・鉄骨階段
吹抜けに使用している鉄骨階段です。

・トイレの背面
インテリアコーディネーター担当の提案でした箇所ですが、工事監督の私からみてもおすすめポイントです。間接照明と組み合わせた背面の材と仕上げがオーナー様にも大変喜ばれました。


バウハウスデザインの家づくりの方程式(その❷)

BHDの住宅建築=意匠設計 × 室内外のインテリアコーディネート × 構造検討 × 施工精度(施工技術)

薪ストーブ薪ストーブ

~オーナーから見た~
見学会でのおすすめcheckポイント

・2階の連窓
中からも外からも見てほしい。建築家住宅の非日常感(1階に窓が無い)1階に窓がほとんどないにも関わらず、十分な明るさが確保されていて満足しています。ぜひ、電気をすべて消して、日中の自然光だけの明るさを体験してみてください。

・リビングの薪ストーブ
私はアウトドア・レジャーが大好きで、インドアに居てもアウトドアにいるような雰囲気を感じられる家、というのが家づくりをする上で重要なテーマのひとつでした。見学会では火を入れることはできませんが、モチーフとしても楽しめます。そこに自然の火があるというイメージを持ってご覧いただけたらと思います。

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5. 住宅の仕様と性能について

Property Specifications

住宅の仕様と性能についてイラスト

6. WEB上では公開できないこと・現地でお伝えできること

この見学会では現地でしか捉えられない感覚を掴んでいただくと共に、
オーナーのプライバシーの観点からWEB上では公開できない内容についての質問やご相談についても承っております。

現地でしか体感できないこと

  • 奥行きや広がりに対する感覚
  • 光の取り込みを意図した設計空間
  • 生活動線や使い勝手の体感
  • 断熱性能と室内の温度(温熱環境と体感温度・湿度)
  • 住宅気密性の高さ(外部遮音性能)
  • 換気性能(建物内の臭いや室温への影響)
  • 外からの視線の感じ方、室内からの視線の拡がり
  • パッシブハウスの要素(建築の力で得る省エネ性能)

建築家との打ち合わせ時に必要な要望整理のポイント

  • 費用の目安について(設計費用、建築費用、諸経費など)
  • 予算の組み立て方
  • 土地選びのポイント
  • 検討~引越しまでの検討手順と必要な期間
建築家との打合せイラスト

今回の完成見学会の内覧お申し込み

設計と性能の融合を体感できる完成見学会
「空と街を切り取る、丘の上のアウトドアハウス~街を一望する丘の上に建つ家~

(設計:建築家 / 河添 甚氏 会場:横浜市緑区)

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