二世帯7人家族のためのアイデア満載の楽しい家Works Case#06 横浜南区H様邸
親世帯・子世帯合計7人が快適に楽しく暮らすための二世帯住宅のご相談に来店されたH様。「動線計画と、十分な収納量」をテーマに建築家との綿密な打ち合わせがスタート。
実現したのは4台分の駐車スペースを確保するとともに、玄関ホールに階段スペースと大容量シューズインクロークを配置することで1Fの親世帯と2階の子世帯のスムーズな動線を実現する大胆なプラン。生活スタイルと機能性を重視した収納計画を採用。
H様がカラーにこだわった内装壁は、塗装業に携わるH様ご本人がペイント。セルフビルドの家づくりが「とても良い思い出になりました。」と笑顔で語って下さいました。
【基本情報】
- 敷地面積189.63㎡(68.74坪)
- 延床面積/168.75㎡(61.17坪)
- 家族構成/大人4人、子供3人、犬1頭
「二世帯という要求品質の差」
建築家/中道 哲也(スタジオパートスリー)

二世帯住宅は、単世帯住宅の設計とは異なる。まず、住むキャストの数だ。子世帯と親世帯の要求品質は大きく異なる。同じ屋根の下で暮らすことになるのだが、世代間ギャップによる要求品質の差が設計者を悩ませることとなる。中道氏は、家族全員の要望に対して丁寧に耳を傾ける。世代の差による感性の差、生活リズムの差など求めるものが大きく変われば変わるほど設計者としての技量の差が出るといってよいだろう。
三世代の家族の距離感を設計していった結果、縦に長いT字型の住宅設計となった。T字の真ん中のボリュームのあるエリアが、親世帯と子世帯のリビングエリア、それを挟んで三世代の居室が両側に分かれて配置された。中道氏はT字型の発想で2世帯家族の要求品質を叶えていった。
建築家プロフィール/中道哲也