好きなものに囲まれた至福の土間リビングがある家Works Case#07 鎌倉二階堂M様邸
黒の極めてシンプルな箱型フォルムの外観が印象的な鎌倉市のM様邸。中に入ると外観からは想像できないほど明るい開放的な吹き抜け空間のLDKが広がる。
大判の白いタイルを取り入れた特徴的な土間リビング。ここは、M様ご夫婦と2匹の愛猫にとって好きなものに囲まれた至福の空間。開放的な吹き抜け空間と薪ストーブのゆれる灯が刻むゆっくりと流れるくつろぎの時間。
薪そのものもLDの印象的なディスプレイに。こんな空間を可能にしたのは高気密高断熱の高性能建築家住宅だからこそ。建築家と実現したのは、M様の理想のライフスタイル。
【基本情報】
- 敷地面積/165.48m²(50.05坪)
- 延床面積/118.00m²(35.69坪)
- 家族構成/大人2人、猫2匹
- C値:0.4cm² / m²
- Ua値:0.51W /(m²・K)
「周囲の景観を暮らしの中に取り込む」
建築家/河添 甚(河添建築事務所)

鎌倉の駅の中心地から少し離れた住宅街。北側に鎌倉の小高い山を望む立地だった。河添氏は、設計前の現地視察で様々なインスピレーションを受ける。北側の山の緑が暮らしの中に取り込めないか?南側にも開けた開放性も暮らしの場として利用したい。薪ストーブのある暮らしがしたいという旦那様の要望。鎌倉の緑豊かな場所に移り住むきっかけとなった周辺環境を暮らしに活かしたいという奥様の要望。河添氏はそのような条件を、一つの設計図にまとめた。
正面から見た家のファサードは、窓が1つ。北側に配置された四角い窓は、2階の踊り場に設置された旦那様の仕事場に設置されている。この窓は、1階のリビングからも吹き抜けを通じて見ることができる。いわゆるピクチャーウインドウ。リビングは土間リビングとし、薪ストーブの使い勝手やインテリアデザインを両立した設計。本棚の脇に薪棚を配置したところも河添氏のおしゃれな気遣い。
建築家プロフィール/河添 甚