シンボルツリーとともに四季を楽しむ家Works Case#10 世田谷T様邸
土地柄ご近所に建築家住宅が多い環境で育ったT様。物心ついた頃から「いつかは自分でデザイン性豊かな住宅を建てたい」と思うようになったそう。ご自分で色々と勉強されているうちにバウハウスデザインとの出会いが。そのデザイン性を気に入って下さりご来店に。
担当の女性建築家は、T様の土地の魅力を最大限に引き出すアイデアを提案。完成したのは「思い出の樹木と角地のロケーションを活かした家」。T様が子供の頃から親しんできたサルスベリとサクラ。季節の移ろいとともに表情を変えていく2本のシンボルツリーとともにT様はこれからも季節を暮らしを楽しみながら歩んで行かれます。
【基本情報】
- 敷地面積/185.33m²(56.07坪)
- 延床面積/101.84m²(30.8坪)
- 家族構成/大人2人、子供2人
- C値:0.36cm² / m²
- Ua値:0.54W /(m²・K)
「世田谷の角地はランドマークとなる」
建築家/三島 史子(タイムズ・アンド・デザインオフィス)

世田谷の閑静な街並みの角地。周囲の街並み環境に影響する立地なだけにファサードには特に気を遣う。三島氏は、老木である桜の木とサルスベリの木も住宅デザインに取り込んでいく設計に挑んだ。住宅街とは言え、交差点ともなるとそれなりの交通量がある。三島氏は人通りを考えるなどを考えると2階をリビングすることを提案した。
旦那様の仕事上、家にお客様がたくさん来ることも考慮し、エントランススペースを広くとり簡単な打ち合わせができるよう豊かなものにした。エントランススペースとリビングスペースはスケルトン階段でつながりが感じられるようにした。常に、家族が2階のリビングスペースに集まるよう旦那様の書斎と子供のプレイルームを併設した。併設しながらも、つながりのある形とし広がりのあるLDKとなるよう計画した。
建築家プロフィール/三島史子