エントランスからリビングにつながる広い土間空間が楽しい。家族のつながりと趣味を生かしたオープンな間取りが魅力の住まいWorks Case#14 厚木市O様邸
自転車が夫婦共通の趣味で、自転車をインテリアとして置ける住まいが希望でした。インテリアのイメージは、旦那様が好きなアメリカンなコレクターズアイテムを生かした空間に仕上げました。
家族4人が家の中のどこにいても気配がわかる間取り。行き止まりを作らない回遊性のある設計は、暮らしの楽しさと合理的な生活導線を両立しています。リビングからつながるデッキスペースは、隣地とのプライバシーに配慮したアウトリビングを実現し、リビング空間の広がりも演出しています。
【基本情報】
- 敷地面積/108.00m²(52.3坪)
- 延床面積/95.5m²(28.8坪)
- 家族構成/大人2人、子供1人
- C値:0.2cm² / m²
- Ua値:0.51W /(m²・K)
「自転車が夫婦の趣味がプランの糸口」
建築家/戸田 悟史(トダセイサクショ一級建築士事務所)

8区画ほど同時に分譲された区画で大きさは32坪程度。決して大きな区画ではなく道路も西向き。難易度は決して低いとは言えない分譲地と向き合う戸田氏。南側は隣地の通路となっていて素直に開くことができない。アウトリビングを楽しみたいという希望に合わせて外構の板塀もセットしたウッドデッキを提案。ウッドデッキの隅には植栽スペースも計画し中からの景観にも配慮した。
自転車が夫婦の趣味ということで、玄関アプローチはスロープを計画し、玄関土間はリビング土間へと続く広い空間となった。奥の階段スペースの下に自転車を置き、リビングから大好きな自転車を眺められるように配慮。回遊性も担保し、子にとっても楽しい空間となった。第8回R+houseデザインコンテストの大賞を受賞したプロジェクトとなった。
建築家プロフィール/戸田 悟史