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担当建築家に会えるbauhaus design owner見学会

立体的な空間設計で、居場所をたくさん作る。ダイニングエリアとリビングエリアにはあえて段差を設けました。リビング空間を一段低いレベルとしてLDK空間にアクセントをつけています。リビング空間を一段下げたことによって、階段の踊り場との間に「蔵」のようなこもれる場所が生まれました。階段の踊り場も広めに計画し、気持ちの良い光の差し込む居場所が計画されました。

※このイベントは終了しました。多数のご来場、誠にありがとうございました。

2023/8/27担当建築家に会えるOB宅見学会

建築家/辻岡 直樹氏(辻岡直樹建築設計事務所)

辻岡直樹 写真

「建築は社会や環境と強く結びついています。それは個人的なものである住宅も同様であると考えています。その風土や時代性、クライアントの考えを見つけ出し、ぴったりとはまる住宅を発見することが良い住宅になると考えています。」

1972年

和歌山県生まれ

1995年

大阪工業大学 卒業

1995年

株式会社岡本設計 入社

2007年

naoak建築設計事務所 設立

2011年

辻岡直樹建築設計事務所株式会社に改組

立体的なリビング空間を設計する(今回見学先owner宅[ 川崎市多摩区 ])

西側に接道と道路との高低差が1mほどある敷地条件。閑静な住宅街で隣家との離れは適度にあるものの、西側以外は周囲の隣家に囲まれる都市型の敷地条件でした。プライバシーを確保しつつ開放的で明るいリビング環境の確保が課題となりました。

OB宅FOCUS-Point

西側に接道する敷地条件では、道路側のオープンな環境に対して窓を設けると温熱環境が悪化するため、窓の計画がしづらくなります。その反面、窓が少なく設計できる分、デザイン性の良い設計ができることにもなります。その特性を活かし、建築家は内部の設計と外観のデザインを両立させながら設計していきます。

道路との高低差も活かした外構デザインも同時に行っていきます。毎日行き来する玄関までのアプローチを緑や石でデザインし楽しさを加えていきます。

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玄関は仕切りを設けずルーバーなどを計画し、緩やかにプライバシーを確保しています。1階はLDKで構成されています。ダイニングエリアとリビングエリアに段差を設け、広いLDKが単調にならないようスキップフロアの計画としました。リビングが低い位置になることによって、天井までの開放性が強調されています。

また、リビングフロアを低くしたことを利用した「蔵」的なこもれる空間を創り出し、子供のプレイルームなどに活用できるゾーンとなりました。「蔵」の上部には、階段の踊り場も設け、本などを楽しめる居場所ができました。ダイニングエリア、リビングエリア、そして蔵や踊り場など立体的につながっていくリビング空間が楽しい設計となっています。

2階は、子供の成長に合わせて可変性のある間取りとしています。住まい手の家族構成やライフスタイルの変化に対応できる設計は住まいづくりにおいて重要な要素だと思っています。

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道路側から見たファサードは、最小限の窓の配置でシンプルなボックスデザイン。黒の外壁に緑の植栽が生えるデザインとしています。道路との高低差は、ブロック塀などの土留めで処理するのではなく、法面に石やグランドカバーを配置し、緩やかに繋げていく計画としました。法面でデザインすることで、外構が立体的なデザインとなりました。